人生設計.com

学資保険は入るべき?NISA積立との比較で教育資金を考える

執筆: 人生設計.com 運営者(中小企業診断士)更新日: 2026-06-12

学資保険とNISA積立は、どちらも教育資金準備に使われますが性質が違います。学資保険は計画的に貯めやすく、契約者に万一があった場合の保障がある商品もあります。NISAは運用益が非課税になる一方、元本割れの可能性があります。教育費は使う時期が決まっているため、確実性と運用リスクのバランスが重要です。

学資保険の特徴

学資保険は、保険料を払い、子どもの進学時期に祝い金や満期金を受け取る商品です。自動的に積み立てられるため、貯蓄が苦手な家庭には向きます。契約者に万一があった場合、以後の保険料が免除されるタイプもあります。

注意点は、途中解約すると元本割れしやすいこと、返戻率が大きく伸びにくいことです。インフレで教育費が上がると、受取額の実質価値が下がる可能性もあります。

NISA積立で準備する考え方

NISAは運用益が非課税になる制度で、2024年から制度が恒久化され、年間投資枠も拡大されています。長期で積み立てれば資産形成に役立つ可能性がありますが、投資信託などは価格変動があります。

大学入学まで10年以上ある資金の一部を運用に回すのは選択肢ですが、入学直前に必要な資金を大きく投資するのはリスクが高めです。

返戻率とリターン比較の注意点

学資保険の返戻率とNISAの期待リターンを単純比較すると、NISAが有利に見えることがあります。しかし、NISAのリターンは保証ではありません。市場環境によっては、必要な時期に元本割れしている可能性もあります。

比較するときは、増える可能性だけでなく、減る可能性、途中で使えるか、親に万一があったときの保障まで含めて見ましょう。

リスク許容度別の使い分け

教育費を確実に確保したい家庭は、預貯金と学資保険を中心にし、余裕資金の一部だけNISAを使う形が向きます。収入が安定し、生活防衛資金が十分にある家庭は、長期資金の一部をNISAで運用する選択肢があります。

教育資金は「増やす」より「必要な時期に不足しない」ことが優先です。進路別の必要額をシミュレーターで確認し、使う時期ごとに置き場所を分けて考えてください。

出典・参考

※ 本記事の金額は2026年時点の制度・統計に基づく概算です。最新の制度は各機関の公式情報をご確認ください。本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘や個別の投資助言ではありません。

関連記事